9月27日秋耕をやりました。

秋耕とは稲刈り後に田を耕す事です。

『ひこばえ』といって稲の切り株から草が生えた状態になるのですが、この暑さで伸びが酷くてて例年より早く行いました。

稲狩りが終わると一段落ですが来期に向けての最初の作業となります。

どんな目的で秋耕をするのかご紹介します。

1.次年度のガス害対策:

秋のうちに稲わらを十分に腐熟させることで、ガス害の原因となる硫化水素の発生を抑え、初期生育を遅らせるリスクを減らします。

2.排水性・保水性の向上:

深く耕すことで、土壌が若返り、排水性や保水力が改善され、稲の根の生育を助けます。

3.作業性の向上:

稲わらの腐熟が進むと、翌年の代かき作業が容易になり、水田全体の作業がスムーズになります。

4.雑草・病害虫対策:

再生株(ひこばえ)や雑草を断切・すき込むことで、それらの発生を抑制し、イネ縞葉枯病ウイルスを媒介する虫の生息場所を減らします。

5.獣害対策:

耕すことで、シカ、イノシシ、スクミリンゴガイなどの獣を寄せ付けにくくする効果も期待できます

以上5つの目的で行いますので、ひこばえが伸び過ぎるとすき込みが十分でなくなる為、早く行ったという訳です。これまでは、11月にやっていたのですが、近年の暑さの影響で今後は9月中にやることになりそうです。
同じく畔草の伸びも早いので冬までに一回分多く草刈りが必要になりそうですね。
作業が増えて大変ですが頑張ります。

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